インプラントのメンテナンス
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インプラント治療を行う理由として、審美性、入れ歯は煩わしい、しっかり噛めない、異物感が我慢できない、格好悪い、発音の問題、様々な理由がありますが、私が歯科医師として、インプラントを進める一番の理由は、健康寿命を長くするためです。
しっかり咬めない方は、柔らかい食べ物を噛まずに、飲み込む傾向が高まり、メタボリックシンドロームとなり、成人病へと進みます。歯の本数が少ない人ほど、肥満の傾向が強いです。
また、バランスよく噛めなければ、肩こり、頭痛、姿勢が悪くなり、骨折・転倒しやすくなり、誤嚥からくる誤嚥性肺炎になることもあります。
さらに、医療費に関しても、歯の数が多い人は、歯の数の少ない人よリー般医療費が低いと言われております。要するに、「歯が多く残っている人は、健康であまり病院にかからない」ということです。

これまでに歯の治療をたくさん受けてきませんでしたか?
なのに、まだ治療しなくてはいけない歯や調子の悪い歯があるのはなぜでしょうか?
これ以上歯の治療をしなくて済むよう、確実な診査・診断をし、長持ちする治療計画を提案します。
歯を残す事だけが本当にいいこととは限りません。

グラグラしているけれども接着剤でくっつけて、とりあえず抜かずに過ごしていませんか?
先生に「次に悪くなったら抜かないといけないね」などと言われて「今回だけはとりあえず•••」と言って治療してもらった歯はありませんか?
こういった歯はいつか根本的に治す日が来ると思われます。また、何本もあると、おおがかりになり、治療費も期間もかかります。

歯を健康に保つことが、健康で明るく過ごせる健康寿命をのばすことにつながるということはご理解いただけたでしょうか。
では、なぜ歯を失ってしまうのかを考えてみましょう。

歯を失う原因

私たちの生命活動は、言うまでもなく食べることによって支えられています。食べるために無くてはならない器官が“歯”。ところが、歯の寿命は、長くなった平均寿命に追いついていません。では、歯を失う2大原因は?…それは歯周病とむし歯。なかでも歯周病は、糖尿病や心臓病と同じ仲間の生活習慣病に位置づけられています。

成人の80%以上が歯周病

では、私たち日本人が歯周病にかかっている率を調べてみました。年齢でみると、歯ぐきに炎症がみられる人のピークは45~54歳で、実に88.44%に及びます。高齢者の数値が減少しているのは、すでに歯周病などで失った歯の数が多いためです。また、注目したいのは若年層の歯ぐき。5~14歳の36.51%、15~24歳の66.17%の歯ぐきに炎症がみられるのです。このことは、歯周病は決して中高年層の病気ではなく、若いうちからの予防が大切であることを物語っています。

ギネスブックにも掲載

歯を失う一番の原因である歯周病が、ギネスブックにも載っている疾患だということを。次のように書かれています
「全世界で最も患者が多い病気は歯周炎などの歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」
実際日本でも、成人の約8割が歯周病に罹っているというデータが出ています。ドキッとしてしまいますよね。もしかして自分も?……と。
の病気ではなく、若いうちからの予防が大切であることを物語っています。

口を清潔に保つ

歯周病は単なる口の病気ではありません。最近、さまざまな研究により、歯周病と全身の健康との関係がつぎつぎにわかってきました。たとえば、糖尿病の人には歯周病になっている人が多く、また歯周病が治りにくいという報告があります。歯周病と心臓病・肺炎・低体重児出産・骨粗しょう症などとの関連も指摘されています。

健康寿命を大きく伸ばす

これからの日本の目標は、健康寿命の延伸です。健康寿命とは、健康で明るく元気に生活する期間、つまり寝たきりや痴呆にならない期間のことです。そのためには、歯の寿命を伸ばすことが大切。20本以上自分の歯がある人は各年代で増えていきます。今後も8020運動を続けていくことによって、歯の寿命を伸ばし、健康寿命を伸ばすことが可能です。

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