インプラント治療時に注意すべき基礎疾患
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循環器疾患(虚血性心疾患、高血圧、先天性心疾患、感染性心内膜炎など)、呼吸器疾患(気管支喘息、アスピリン喘息、慢性閉塞性換気障害など)、消化器疾患(肝機能障害、腎機能障害、胃・十二指腸潰瘍など)、代謝・内分泌系疾患(糖尿病、骨粗鬆症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、副腎疾患など)、精神疾患(統合失調症、うつ病など)、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)、アレルギー性疾患(金属アレルギー、薬物アレルギー)、特殊感染症(HBV、HCV、HIV など)、投与薬剤による問題(ビスフォスフォネート系薬剤使用患者、ステロイド薬使用患者、抗血栓療法薬使用患者など)、その他頭頸部癌既往のある患者や放射線治療既往のある患者などがあげられる。
安心・安全にインプラント治療を行う上で、医療面接において確実に把握する必要がある。
このような患者にインプラント治療を行う場合には、埋入手術前に主治医に対診することが望ましく、かつ検査データ等を術者自身が確認する必要がある。また、基礎疾患があるにもかかわらず、治療を受けていない患者に関しては、基礎疾患の治療を優先させてからインプラント治療を行うべきである。さらに、患者自身も把握していない基礎疾患がある場合も想定し、自院あるいは内科等での血液検査を行うか、健康診断等でのデータを事前に確認することが必要である。

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