スポーツマウスガードの着用義務があるスポーツはボクシング、キックボクシング、総合格闘技、テコンドー、ラクロス、空手(組手)、アメリカンフットボールがあり、ラグビー・アイスホッケーなどは年齢によって着用義務があります。
マウスガードの特徴としては①生体組織の保護と、②パフォーマンスの向上の2つあります。
①生体組織の保護としては歯の外傷や摩耗、口腔内の保護、また顎関節への衝撃緩和があります。上にあげたスポーツでは激しいコンタクトが予想され、脳震とうや口腔内組織の損傷がよくあります。ある論文ではマウスガードを装着する事によって、脳震とうの発生率や重篤度を低減させることが報告されています。
②パフォーマンスの向上については個人差があります。これにも論文があり、様々な被験者にスクワットやベンチプレスなどをマウスガードを非装着時・装着時で行ってもらい、その結果を測定したところ、被験者によってパフォーマンスの結果が上がったり、下がったりという結果になったそうです。理由としては被験者によっては力を最大限出す時に強く歯を食いしばる人もいれば、食いしばらない人もいて、それによって結果が左右されていました。
なので、結論としては普段力を入れている時に食いしばる習慣がある人は筋力が増加し、力を入れるときに食いしばらない人はマウスガードを装着する事によって逆に筋力の低下が見られたという事でした。
マウスガードには以上のような特徴があります。
また、マウスガードは市販でも販売されていますが、個人によって歯の並びが違うので、凡用的な形状になってしまい、外れたり、ズレたりすることが考えられます。
また市販のを装着していると歯並びが悪くなったり、かみ合わせがおかしくなったりすることもあります。
もしスポーツマウスガードの作製をご希望であれば、東京都立川市の原歯科医院にご相談ください。