先天性欠如の治療法
bltop2

先天性欠如はしかたないとしても、健康な歯まで無くしたくはないですよね?

乳歯が抜けてしまった場合、これまでは、矯正治療により隙間を閉じて、歯並びや噛み合わせを整えていく方法が一般的でした。
しかしこの場合は、顎の小さい方(=お子さん)に向いている治療法で、永久歯がない部分の隙間は前後の歯を動かして閉じます。上下左右のバランスをとるために追加で抜歯する必要がある場合もあります。
ただ先天性欠如の部位や本数によってはバランスをとるのが難しくなる場合もありますので、細心の注意が必要です。

年齢や状況によって異なりますが、ブリッジなどの被せもの・入れ歯・インプラントなどで隙間を埋める治療を望まれる患者さんも年々増加傾向にあります。
ただし、ブリッジもインプラントもある程度、大人の咬み合わせになって顎の骨がしっかりしてこないとできません。それまでは、できるかぎり乳歯を温存するか、周囲の歯が倒れてこないように、入れ歯や保隙装置などを入れる必要があります。

乳歯が残っている場合、乳歯を抜歯するかどうかは長期的な判断に委ねられ、すぐに抜歯するとは限りません。
歯並びなどに悪影響が出ないよう、できるだけ乳歯を保存する方向で計画を立てます。

矯正治療

矯正治療によって、欠損している部分の隙間を閉じたり、今ある歯の本数で咬み合わせをつくり治療を行います。しかし、お子さんに向いている治療法です。上下左右のバランスをとるために抜歯する必要がある場合もあります。

歯が足りない部分を人工歯で補う

部分入れ歯やブリッジ、インプラント治療など、人工の歯を入れることで欠損している部分を補い治療します。しかし、ブリッジや部分入れ歯は人工の歯を支えるために、健康な歯を削る必要があります。

私たちの治療

一般的な矯正治療は歯列にあるスペースを空けないようクローズして動的治療で終えます。
しかしこの場合は、顎の小さい方(=お子さん)に向いている治療法です。また、先天性欠如の部位や本数によってはバランスをとるのが難しくなる場合もあり、追加で抜歯する必要がある場合もあります。
また、補綴治療の場合、健康な隣接歯を削らなくてはならず、隣接歯が欠損部へ傾斜してしまっている場合は、削除量の増加や歯髄処置が必要になることも考えられます。

理想的な治療方法としては、最小限の歯の侵襲で審美的にも機能的にも問題のない、先天性欠如部単独での補綴治療です。
矯正治療のよる必要な空隙の確保をする矯正治療とインプラント治療による単独補綴の併用によって、形態的・機能的改善が得られるのみならず、隣接歯の切削が不要になるなど、患者さんにとって理想的な保存的アプローチによる歯科治療が最も先天性欠如の治療に適していると私たちは考えます。

原歯科医院について

Related Posts

歯のお悩み、まずはこちらから
ご来院予約はお気軽に
はじめてのご来院予約
はじめてのご来院予約